2020-03-31 第201回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
また、財務省から世銀に対して、世銀自身の発信ということでございますが、これは日本語によって積極的な情報発信を行うよう求めておりまして、これも、具体的に申し上げますと、IDAやIFCの年次報告書について、この全文を日本語訳し、ホームページに掲載するようになってございます。
また、財務省から世銀に対して、世銀自身の発信ということでございますが、これは日本語によって積極的な情報発信を行うよう求めておりまして、これも、具体的に申し上げますと、IDAやIFCの年次報告書について、この全文を日本語訳し、ホームページに掲載するようになってございます。
そして、世銀自身も同様の問題意識を有しておりまして、日本人を対象としたリクルートミッションを派遣するなど、採用に尽力をしているところであります。これに対して、日本政府としましても、世銀で職務経験を積ませて、正規職員として採用を促進するための事業等を今実施させていただいております。また、世銀幹部と面会する際には、この日本人職員の採用、特に幹部への登用を毎回要請しているところでございます。
世銀というものが非常に大きな存在になってきて、世銀自身に対する評価はいろいろございますけれども、何だかんだ言っても援助の世界における世銀の占める非常に主導的な立場というのは今後とも変わっていかないと思いますので、やはりODAと世銀というものがいわばがっぷり組んだ形の協力ができる形でぜひ財務省とも協力させてまいりたいというふうに考えております。
世銀自身が一九九三年に出した報告書にも、東アジアの奇跡のエッセンスは公平を伴う急速な成長であったということを認めている。それは、ある程度の政府の介入、マーケットフレンドリーという市場に理解のある形であれば政府の介入もいいんだと、こういうことでございます。
こういう点で、私は、日本は世界銀行のこういう政策に、こういう援助方式にどういう態度を今後とるのか、世銀自身がこういうことをはっきりとまずかったということを認めて本当に是正に向かっているのかどうなのか、ちょっとお伺いし、もう時間も来るようですから、結論的に大臣の御意見もお伺いしたいと思います。
世銀自身におきましても、創立五十周年を迎えたこともあり、特別のレポートを出しまして、これからの取り組む分野を重点的に特定し、それにいかにこたえていくかというレポートを発表したところでございます。 我が国といたしましても、こうした国際機関の努力を歓迎するとともに、こうした国際機関が有限である資源を効率的かつ適切に使用していくよう、我々としても十分見守ってまいりたいと存じておるところでございます。
世銀自身の一九九二年業務評価報告書も、「貧困層を益するはずのプロジェクトが、往々にして、富裕層を潤すことになっていること」などについて触れ、我が国の海外経済協力基金も、世銀との定期協議の場で、「民営化による効率性の向上が常に最善の処方箋となるわけではなく、国ごとの実情の違いを十分に踏まえた使いわけが必要である。
第二世銀自身が世銀に対する補助的なものといわれれば、アジア開発銀行は補助的なものの補助的なもの、そういう認識でやっていらっしゃれば別でありますけれども、あまりにもお余りだけを拾うようなことはあれでしょうと思いますが、ちょっとおかしいし、その点の金利の関係はどうなるのでしょうか。
ことに世銀から借りるということは、住友あるいは川崎の場合に、その半額は世銀自身がやるわけですが、かつて申し上げましたように、世銀は大体一年に一億ドル程度のものをしばらく融資しようといっておるのでありますが、そういうものの中まで食って、そうして高い金利のものを借りるというつもりは毛頭ございません。
私先ほど来申し上げている通りでございまして、もちろん出資の場合に、無利子だとか、あるいは期間が長期だというような問題がございますから、第二世銀自身としての採算が十分合うとか合わないとかいうわけじゃございません。問題は、第二世銀が融資した事柄が、その低開発国の産業に十分の効果が上がったということであれば、もちろん第二世銀に出資の国々もそれで一応満足する。
その第一世銀自身が一年に融資する金額が七億ドル程度だと考えますと、いわゆる低開発国を相手にして考えた場合に、五年で一年に二億ドルということになると、一応見当がつくことじゃないか、かように実は思います。やはり先進国でありますれば資金の量が非常に大きいのですけれども、場所柄が場所柄だけに、金額的には相当少なくて済む。
世銀自身の金利も、六分を少し上回って六分二厘五毛程度となっておりますし、また市中金融の方の金利も相当高いということになりますと、外国へ行って金を借りまして国内金利とそう大して違わないというようなことになれば、外債を募集することは意味がない。
しかし、在来の世銀が融資いたしました場合に、しばしば世銀自身が指摘しておりますように、当然その資本に対する相当の利益率が必要だとかいうことは必ず指摘するだろうと思います。そういう意味から、国鉄の在来線の収支状況が世銀としては満足すべきものかどうかというような診断をすることは、一応予想しておかなければならぬことじゃないかと思います。
ところで、基本的に申し上げておかなければならないことがございますが、先ほど来貸す方の話が出たが借りる方はどうなっておるかということで、今の質疑が行なわれておりますが、昨年私アメリカに参りましてブラック総裁といろいろ話した際に、世銀そのものから申しまして、世銀自身は先進工業国に対しての融資は順次差し控えたいつもりだ、そういう観点に立って日本の経済を見た場合に、今後は日本が世銀に対して期待する額はそう長期
これは、第一世銀というか、今あります世銀自身でなかなか手の届かない部分を、これを第二世銀という考え方で補完しようということであります。いわゆるアメリカの対外政策の変更、こういう意味で、みずからのやってきた政策を第二世銀に転嫁しよう、こういうことは私どもはないように考えております。
そういう場合に、世銀自身が、保障的な立場、裏づけ的な立場をするということで、わが国の力を十二分に発揮できるように十分協力してくれる、かように考えておるのであります。しこうして、今日の段階で、せんだっての三千万ドルのような形式による外債発行という具体的な問題を、ただいま持っておるわけではございませんん。
○佐藤国務大臣 前段のブラック総裁の所見でございますが、これは世銀自身の機能から申しまして、やはりみずから調達する力を持てば、いつまでも世銀にたよらないという考え方、これを端的に表明したものであると同時に、今回のが非常に成功であったというお祝いの意味も多分にあったろうと思います。しかし、御指摘のように、あの発言を軽く見るわけにいかない。
そこで、この前、私どもインドへ参りました際に、世銀の増資ということが問題になり、まあ倍額増資を一応検討し、それを目標にして、ただいま世銀自身が機能の拡大をはかっている。まあそういう場合に、日本も日本のクォータを一つ増額して、世銀活動に協力しようというのが、実は本来の趣旨でございます。
まあ一部におきましては、今平林委員が言われるように、世銀自身は、自分の方の融資だけにたよっているのはよくないじゃないか、日本政府自身もみずからの力で努力したらどうだ、こういう話があったのじゃないかということでございますが、そういう話は過去においてあったと伺っております。
従って、ニューヨーク市場で金を調達するなら、世銀自身が調達してそれを貸すという形であり、従って、ニューヨーク市場の金融余力というものはそれだけ少くなるわけですけれども、それにしても、三千万ドルなんていうのはまことに小金で、このくらいなら一つの小さな銀行でも貸せる金です。たから、第一の点は、金融市場が狭いといったって大したことはないし、時期の点からいってもすでにおそい。
言いかえますならば、外債を発行した結果、世銀からの借款の金額が減額されるのではないかという点を心配いたしたのでございますが、インドにおきまして、世銀の当局者と話をいたしましたところ、世銀の借款計画は従前同様とする、日本が外債を発行いたした場合でも、世銀自身は、すでに予定しておる計画である一億五千万ドル、来事業年度までの一億五千万ドルは、そのまま世銀としては日本に提供する、こういうはっきりした確約を得
諸外国でもニューヨークで外債を発行しておる幾つもの例がございますが、最近世銀自身の金利も上向きになっております。そういうことなど考えまして、先ほどのお答えでも一言触れたつもりでございますが、見方によりましては、もうすでに時期を失したのではないか、そういうようなことを言われる方もある。
○佐藤国務大臣 外債発行の問題並びに世銀融資の問題につきましては、いずれ外債発行の問題については、他の機会に、詳細に、御了承また御賛成をお願いするように、御審議を願う機会があろうかと思いますが、今までの経過を申しますと、かねてから世銀の融資を第一次に考え、また世銀自身が——先ほども増資しなければ融資ワクの拡大はできないということを申しましたが、これは、世銀自身が、御承知のように、資本金の範囲内において